4人家族に必要な備蓄水の量は?正しい水の選び方から保管方法も解説

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「備蓄用に大量のペットボトルを置く場所がない」「どのくらいの量を買えばいいのかわからない」といった悩みを抱えていませんか。

4人家族の場合、必要な水の量は決して少なくありません。しかし、正しい量と効率的な保管方法を知れば、限られたスペースでも無理なく備蓄可能です。

災害時に水が不足すると、衛生環境の悪化や脱水症状など、家族の命に関わる深刻なリスクに直面します。本記事では、4人家族が確保すべき具体的な水の量と邪魔にならない保管テクニック、失敗しない水の選び方を解説します。記事の内容を実践すれば、スペースと予算を無駄にせず、家族全員を守るための備えが完了します。

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4人家族に必要な備蓄水の量は最低36L

4人家族に必要な備蓄水の量は最低36L

4人家族に必要な備蓄水の量は、最低でも36Lが目安です。次項では、36Lの内訳や水の用途について詳しく解説します。

一人当たりの必要量は3L/日が推奨

災害対策において、人間一人が1日に必要とする飲料水の量は「3L」が目安です。これは、成人が生命維持のために排出する水分を補う量に加え、アルファ米などの非常食を調理する際に使用する最低限の水を含んだ数値です。

※参考:農林水産省|家庭備蓄ポータル|いまどき!家庭備蓄

1人あたり3L/日
4人家族12L/日
ペットボトル(2L)の本数6本

ただし、夏場の発汗量が多い時期や、高齢者・乳幼児がいる家庭ではさらに増える可能性があります。脱水症状は判断力が低下し、避難行動に支障をきたす原因となるため、この基準量は「最低ライン」として認識し、余裕を持った量を備蓄しましょう。

最低でも3日分(36L)を目安に水を備蓄

備蓄水の量は、最低でも「3日分」、可能であれば「1週間分」の確保が推奨されます。災害発生直後の3日間は、人命救助が最優先され、物資の支援が届きにくい「空白の期間」となるためです。

4人家族で3日分を用意する場合、「12L/日 × 3日 = 36L」が必要です。2Lペットボトル18本に相当します

さらに、大規模災害で水道インフラの復旧が長引くことを想定し、1週間分を備えるなら「84L(ケース7箱分)」が必要です。

84Lの備蓄は収納スペースの問題もあり、現実的ではないかもしれません。そのため、まずは3日分(36L)を確準備し、徐々に1週間分へ増やす段階的な備蓄をおすすめします。

飲料水と生活用水は分けて考える

水の備蓄を計画する際、見落としがちな点は「飲むための水」と「使うための水(生活用水)」を区別することです。「36L」は、あくまで「口に入れる水」の確保量であり、トイレや手洗い用の水は含まれていません。

災害時に断水すると、水洗トイレを1回流すために約4〜6リットルの水が必要です。貴重な飲用の水をトイレに使うのは現実的ではありません。

そのため、飲料水とは別に、ポリタンクに水道水を汲み置きしたり、お風呂の残り湯を常に張っておいたりする対策も大切です。生活用水を別枠で確保すれば、飲料水の消費を抑えられ、衛生的な生活環境を維持しやすくなります。

水道水の備蓄については、以下の記事で詳しく解説しています。

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4人家族用の備蓄水を選ぶ3つのポイント

4人家族用の備蓄水を選ぶ3つのポイント

備蓄水は、商品によって水質や容器、保存期間などが異なります。体質や用途に適した商品でなければ、被災時に余計なストレスを発生させる原因になりかねません。

次項では、4人家族用の備蓄水を選ぶ3つのポイントを解説するので、購入時は参考にしてみてください。

ポイント① 長期保存できる水を選ぶ

4人家族の場合、備蓄すべき水の総量が多いため、管理の手間を減らせる「長期保存水」がおすすめです。通常のミネラルウォーターの賞味期限は1年〜2年程度ですが、備蓄専用の水は5~10年は保存できます。

賞味期限が短い水を大量にストックすると、頻繁に期限切れチェックを行い、買い替える作業が発生します。36L以上の水を1年おきに入れ替えるのは、金銭的にも労力的にも大きな負担です。

5年以上の長期保存水を選べば、一度購入したあとしばらく放置できるため、管理コストを大幅に抑えられます。価格は通常品より割高ですが、買い替え頻度を考慮するとトータルのコストパフォーマンスは優秀です。

ポイント② 普段から飲み慣れている水を選ぶ

災害時は極度のストレス環境下に置かれるため、飲み水は「普段から飲み慣れている味(軟水)」を選びましょう。日本国内で販売されている水の多くは口当たりの柔らかい「軟水」ですが、輸入ミネラルウォーターにはマグネシウム分の多い「硬水」も少なくありません。

硬水はミネラル補給に役立つ反面、胃腸が弱い人や乳幼児が飲むと下痢を起こすリスクがあります。災害時にトイレ環境が悪化している中で腹痛を起こすのは避けるべき事態です。

特に小さな子供や高齢者がいる4人家族であれば、誰でも抵抗なく飲める国産の軟水、あるいは普段飲んでいる銘柄の保存水タイプを選ぶのが鉄則です。安心できる味は、不安な避難生活において精神的な安定材料となるでしょう。

ポイント③ アルミ缶など頑丈なボトルも選ぶ

備蓄水の容器にはペットボトルが一般的ですが、近年注目されている「アルミ缶」や、強化ペットボトルも検討しましょう。通常のペットボトルは長期間の荷重や地震の揺れで変形し、水漏れを起こす可能性があります。

アルミ缶や備蓄専用の強化ボトルは、耐圧性・耐久性に優れており、落下や圧縮に強い設計です。

また、アルミ缶は遮光性が高く、直射日光による劣化や外部からの臭い移りを防ぐ効果も期待できます。車載備蓄や倉庫など、温度変化が激しい場所に保管する場合も、容器が丈夫な製品を選べば水漏れ事故を未然に防げます。

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4人家族の備蓄水を上手に保管・収納するコツ

4人家族の備蓄水を上手に保管・収納するコツ

4人家族用の備蓄水36Lを2Lのペットボトルで収納する場合、ダンボール3箱分のスペースが必要です。
※ダンボールのサイズ:27㎝×22㎝×31㎝

日用品やオフシーズンの家電、レジャー用品なども収納している場合、スペースが足りないかもしれません。

次項では、備蓄水を上手に保管・収納するコツを解説するので、購入前に目をとおしておきましょう。

分散して保管する(隙間に保管する)

36リットル(ケース3箱分)以上の水を一箇所にまとめて保管するのは、リスク管理の観点から推奨されません。家屋が倒壊したり、家具が転倒して部屋に入れなくなったりした場合、すべての水を失う恐れがあるためです

分散備蓄」を基本とし、自宅内の複数の場所にわけて収納しましょう。

収納場所の例

  • キッチンのパントリー
  • シンク下の収納
  • 床下収納
  • 寝室のクローゼット
  • 玄関の靴箱付近
  • 洗面所の収納
  • ベッド下
  • テレビ台の裏

ペットボトル1本単位で収納する場合、ベッド下やテレビ台の裏など、ちょっとした隙間がおすすめです。生活空間・収納スペースを圧迫せず、備蓄水を保管できるでしょう。

分散備蓄は、緊急時に家族の誰かが必ず水にアクセスできる状態を作ることにもつながります。

保管・収納場所を選ぶ

水の保管場所を選ぶ際は、水の品質、被災時の安全性も考慮してください。

注意すべきポイント

  • 直射日光が当たらない冷暗所に保管する
  • 高い場所に保管しない
  • 2階以上の戸建ての場合は、1階と2階の両方に水を保管する

紫外線は水の品質を劣化させる要因であり、高温環境は容器の変形を招きます。ベランダや直射日光の当たる窓際は避けてください。

また、重量があるため、高い場所への収納は危険です。地震の揺れで頭上に落下してくるリスクを避けられるよう、床下収納やラックの最下段など、低い位置に置くのが基本です

もし2階建ての戸建てに住んでいる場合は、1階と2階の両方に水を置いてください。1階が浸水した場合でも2階の水で生活をつなぐことができ、逆に2階が潰れた場合でも1階から持ち出せるといった、災害状況に応じた柔軟な対応ができます。

備蓄水の保管場所は、以下の記事で詳しく解説しています。

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家族の理解を得る

備蓄でもっとも重要な点は、保管場所を「家族全員が把握していること」です。ママだけが場所を知っていても、その本人が外出中に被災した場合、残されたパパや子供たちは水を見つけられず困窮してしまいます。

収納場所を決めたら、家族会議を開いて情報を共有してください。「ここを開ければ水がある」と実際に子供に見せたり、収納扉に「水」とラベルを貼ったりする工夫も有効です。

また、購入や収納の段階から家族を巻き込み、「自分たちの命を守る水」という当事者意識を持たせることが大切です。家族全員で管理する体制を作れば、賞味期限切れのチェックも協力して行えます。

4人家族分の備蓄水を無駄にしない!ローリングストックを実践しよう

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備蓄水は、保管期限を迎える前に新しいものに交換する「ローリングストック」を実践しましょう。次項では、ローリングストックの方法や効率的な手段を解説します。

ローリングストックとは

ローリングストック(循環備蓄)とは、普段の生活で食品や水を消費し、使った分だけ買い足すことで、常に一定量の新しい備蓄をキープする方法です。「備蓄=使わずにしまっておくもの」ではなく、「日常的に使いながら備える」スタイルへ転換します。

ローリングストックのメリットは、賞味期限切れによる廃棄ロスをゼロにできる点です。

また、普段からその水を飲んだり調理に使ったりすることで、災害時にも「いつもの味」を口にできる安心感が得られます。特別な長期保存水を用意しなくても、スーパーで安売りしている通常のミネラルウォーターで備蓄を回せるため、経済的な負担も軽減されます。

4人家族におすすめのローリングストック実践法

4人家族でローリングストックを成功させるコツは、消費のルールを決めることです。たとえば、「半年に1回は備蓄水を使ってカップラーメンを食べる」「炊飯に備蓄水を使う」といったルーティンを作れば、自然と水が循環します。

また、ケースで購入する場合は「手前から使い、奥に新しいものを補充する」コンビニの陳列方式(先入れ先出し)を自宅のパントリーで実践しましょう。さらに、キャンプやピクニックなどのアウトドアレジャーの際にも、備蓄している水を積極的に持ち出してください。

2リットルボトルだけでなく、持ち出し用に500mlも混ぜて備蓄しておくと、外出時の水分補給として手軽に消費・交換が可能です。

備蓄管理アプリやカレンダーの活用

ローリングストックをしていても、うっかり補充を忘れて在庫がゼロになってしまっては本末転倒です。在庫管理を確実に行うために、備蓄管理アプリやスマートフォンのリマインダー機能を活用しまましょう

アプリを使えば、賞味期限が近づいたタイミングで通知を受け取れるため、焦って消費する必要がなくなります。アナログな方法ですが、水の段ボール箱に大きくマジックで「賞味期限」や「開封日」を書いておくのも視覚的にわかりやすく効果的です。

カレンダーに「備蓄確認の日」を設け、3ヶ月に一度は家族で在庫数をチェックするイベントにすれば、防災意識の維持にも役立ちます。

こんな場合はどうする?4人家族の備蓄水に関してよくある質問

こんな場合はどうする?4人家族の備蓄水に関してよくある質問

備蓄水は家族の健康・安全を被災時に守る、重要な役割を果たします。しかし、コストや労力がかかり、疑問・不安が残ったままでは、「やってみよう」と前向きに捉えられないかもしれません。

家族一致団結して防災に取り組むため、次項のQ&Aから疑問・不安を払拭しましょう。

赤ちゃんがいる場合はどの備蓄水を選ぶべき?

赤ちゃん(乳児)がいる家庭では、ミルク作りに適した「純水(ピュアウォーター)」または「軟水」を選びましょう。ミネラル分が多い硬水は、未発達な赤ちゃんの腎臓に負担をかけるため避けてください。

商品のラベルに「赤ちゃんのミルクにも使えます」と記載されている軟水であれば安心です。

一度開封した水は雑菌が繁殖しやすく、赤ちゃんの粉ミルクには適しません。2Lボトルだけでなく、500ml程度の小容量ボトルも多めに備蓄することをおすすめします

ペットがいる場合の備蓄水の必要量は?

3日分の水であれば、ペット用に3Lは確保しましょう

犬や猫の場合、体重1kgあたり約50ml〜60mlの水が1日に必要とされています。たとえば、体重5kgの犬であれば、1日約250~300ml、3日で約1リットルの水が必要です。

ドライフードを与える場合は体内で水分を作れないため、より多くの水を必要とします。人間用(4人分)+ペット用を保管する場合、3日で40Lほどは用意しましょう。

賞味期限が切れた備蓄水はどう活用する?

期限切れの水は「生活用水」として活用しましょう。賞味期限が切れたからといって、すぐに水が腐るわけではありませんが、飲料用としての安全性は保証されません。

手洗いや洗顔、食器洗い、トイレの流し水、床拭き掃除など、災害時・平時を問わず使い道は豊富にあります。お風呂にお湯を張る際に混ぜて使えば無駄がありません。「飲めない水」としてラベルを貼り、飲料水とは明確に区別して保管しておけば、いざという時の雑用水ストックとして役立ちます。

期限切れの備蓄水を活用する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

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備蓄水は徐々に増やして、防災意識を高めよう!

4人家族の命を守るために必要な水の備蓄量は、最低でも36L(2Lボトル18本)です。この量の収納は一見無理があるように感じられますが、長期保存水を選び、家中の隙間に分散して収納すれば、決して難しくありません。

まずは1日分の確保から始め、ローリングストックを取り入れながら徐々に量を増やしてください。「いつかやろう」ではなく、今日からボトル1本を買い足す行動が、災害時の家族の安全を決定づけます。

適切な備蓄量は以下の記事で詳しく解説しています。

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