非常食1日分×1人量の目安は?選び方・おすすめ商品・備蓄方法のまとめ

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非常食は日常的に購入しないため、「非常食を備蓄したいけど、どれくらいの量を買えばいいの?」「何日分あれば安心?」など、わからないことも多いかと思います。

災害対策の基本は「最低3日分」と言われますが、最初から家族全員分そろえるのはハードルが高いもの。そこでおすすめなのが、まずは「1人1日分」の最小単位から始めることです

この基本単位の量さえ把握できれば、あとは家族の人数や日数に合わせて掛け算をするだけで、過不足のない備蓄計画が立てられます。

本記事では、1日分×1人量の具体的な備蓄シミュレーションと、失敗しない非常食の選び方を解説します。さらに、おすすめの1日分の非常食セット4選を紹介するので、購入を検討する際はぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、なにをどれだけ用意すればよいかが明確になり、無駄な出費を抑えつつ、家族の命を守る第一歩を踏み出せます。

非常食1日分×1人量をシミュレーション

非常食1日分×1人量をシミュレーション

まずは、避難時における「大人1人が1日に必要な水と食料」をシミュレーションしてみましょう。

種類          目安量
水(飲料・調理用)3L
※2Lボトル1本+500mlボトル2本
主食・アルファ米 × 2食
・パンの缶詰 × 1缶
主菜・レトルト食品や缶詰 × 1~2食
その他・野菜ジュース × 1~2本
・おかし × 1個

災害発生後は片付け作業や緊張状態によるストレスで、普段以上にエネルギーを消費します。空腹は不安を増幅させ、冷静な判断力を奪う原因となりかねません。

この「1日分セット」を一つのボックスや袋にまとめておけば、避難時にそのまま持ち出せるだけでなく、在庫管理も「あと何セットあるか」を数えるだけで済みます。まずはこの1セットを作ることから備蓄を始めてみてください。

非常食1日分×1人量を備蓄する基本

非常食1日分×1人量を備蓄する基本

非常食1日分×1人量を考える上で大切な基本のポイントを解説します。「何がどのくらい必要か」「子どもに必要な食料は」など、基本的な疑問を解消しましょう。

成人が1日に必要なエネルギー

非常食を用意する際、重要な基準となるのが「カロリー(エネルギー)」です。

厚生労働省の資料をもとに、成人に推奨されるカロリーを見ていきましょう。

年齢女性男性
20代2,0502,650
30~40代2,0002,650
50~60代1,9502,400
※参考:厚生労働省|一日に摂取する適正なカロリー(適正カロリー) は
※日中は仕事をしており、通勤や家事などの動作もある場合を想定

活動レベルにもよりますが、少なくとも2,000kcalの摂取が推奨されています。もちろん、災害時は十分な食事が摂れるとは限らないため、あくまでも目安として主食や主菜を備蓄する参考にしてください

カロリーや栄養が不足しそうな場合は、「栄養補助食品」や「お菓子(ようかんなど)」の備蓄もおすすめです。

子供や高齢者で調整するポイント

「1人1日分」の基本セットをベースにしつつ、家族の年齢や体質に合わせて中身を微調整することが、災害時の健康維持につながります。

子どもの場合

  • 水だけではなく、ジュースも併せて備蓄しておく
  • 普段から食べ慣れたお菓子、キャラクターもののレトルト食品も備蓄する


子どもは、大人と同じ非常食(乾パンや味の薄いお粥など)を食べてくれないことがあります。栄養面も大切ですが、まずは「食べてくれること」を最優先に考えましょう。

普段から食べ慣れている食品があると、不安な気持ちを和らげる心のケアとしても期待できます。

高齢者の場合

  • 乾パンやアルファ米は誤嚥(ごえん)のリスクがあるため注意
  • お粥やスープ、やわらかいパンなどを中心に備蓄する
  • 栄養バランスが偏らないよう、おかず類も充実させる
  • 必要な場合は減塩タイプの食品も備蓄する


高齢者は噛む力や飲み込む力が低下している場合があるため、硬い乾パンや水分の少ないアルファ米は誤嚥(ごえん)のリスクがあります。水分を多く含んだレトルトのお粥や、とろみのあるスープを中心に構成しましょう。

また、持病による塩分制限などがある場合は、減塩タイプの非常食を選ぶ配慮も必要です。

非常食1日分×1人量を選ぶ5つのポイント

非常食1日分×1人量を選ぶ5つのポイント

非常食1日分×1人量を選ぶポイントを5つ解説します。

非常食は、避難生活における心身の健康を支える重要な役割があります。「とりあえず長持ちすればいい」「主食があれば大丈夫」といった判断では、余計なストレスを抱え込むかもしれません。

次項では保存期間や栄養バランス、味のバリエーションなど、いくつかのポイントに絞って非常食の選び方を解説します。

ポイント① 保存期間をチェック

非常食を選ぶ際、最初に確認すべきは「保存期間」です。一般的なレトルト食品やカップ麺の期限は半年から1年程度ですが、防災専用の非常食は「3年」「5年」、長いものでは「7年」などの長期保存が可能です。

1日分セットを作るなら、「保存期間5年以上」の商品をベースにしましょう。保存期間が短いと、頻繁に入れ替え(買い替え)の手間が発生し、管理が面倒になって備蓄をやめてしまう原因になりかねません

5年保存であれば、一度購入すればしばらくの間は買い替えの手間がなく、コストパフォーマンスの面でも優れています。ただし、水や缶詰など商品によって期限が異なる場合があるため、「セットごとに保存期間をわける」「箱に期間を書いておく」など工夫すると管理がスムーズです。

ポイント② 調理の手間がかからないか

災害時は、電気・ガス・水道のライフラインがすべて停止する可能性があるため、「水やお湯がなくても食べられるもの」を必ず加えてください。

調理不要で食べられるものの例

  • レトルトの非常食
  • おかずの缶詰
  • パンの缶詰
  • 栄養補助食品(カロリーメイトなど)

災害発生直後の1日目は、調理器具を準備する余裕がないことも想定されるため、パッケージを開ければすぐに食べられる食品の割合も増やしましょう。

また、食器を洗う水も貴重になるため、袋がそのまま器になり、スプーンが付いている商品を選ぶと、衛生面でも安心です。

ポイント③ 栄養バランスが考えられているか

非常食は「炭水化物(糖質)」に偏りがちです。おにぎりやパンだけで空腹は満たせますが、他の栄養素(ビタミン・ミネラル・タンパク質など)が不足すると、口内炎や便秘、免疫力の低下を招くリスクがあります。

1日分のセットを組む際は、意識的に「野菜」と「タンパク質」をプラスしてください。

栄養補給しやすい非常食の例

  • 野菜ジュース
  • おかず(野菜や海藻類)の缶詰
  • 魚や焼き鳥の缶詰
  • 栄養補助食品(カロリーメイトなど)

野菜ジュースや栄養補助食品には、長期保存可能なタイプも販売されています。

栄養バランスの整った食事は、身体の健康だけでなく、精神的な安定にもつながります。

ポイント④ 飽きないための味のバリエーション

避難生活中は食事の内容が偏る可能性があるため、飽きのこないよう非常食にバリエーションを持たせましょう。災害発生後は、物流の停滞によりコンビニ・スーパーで買い物できないケースもあります

非常食中心の食事になると、味に飽きて食欲がなくなるかもしれません。ドライカレーや五目ご飯、チキンライスなど味付きのご飯を選んだり、甘いパンや辛いカレーを組み合わせたり、非常食のバリエーションを増やしましょう。

食事は避難生活における楽しみの一つです。少しでも気持ちを落ち着かせられるよう、複数の非常食がセットになった商品もおすすめです。

ポイント⑤ アレルギー対応食品かを確認

家族に食物アレルギーを持つ人がいる場合、セット商品の原材料確認は必須です。

避難所や自治体の支援において、必ずしもアレルギー対応の食品が支給されるとは限りません。災害発生後は買い物ができない恐れもあるため、非常食にはアレルギー対応食も加えましょう。

昨今の非常食は、「特定原材料等28品目不使用」のアレルギー対応食も販売されています。アレルギー対応のアルファ米やパンの缶詰など専用の1日分セットを作っておけば、誤食事故を防ぎ、命を守ることにつながります。

【1日分×1人量】おすすめの非常食セット商品4選

【1日分×1人量】おすすめの非常食セット商品4選

1日分×1人量のおすすめ非常食セット4選をご紹介します。概要(価格やセット内容)や特徴も解説するので、購入時はぜひ参考にしてみてください。

【尾西食品】長期保存食セット 1日分 いろいろ

「長期保存食セット 1日分 いろいろ」は、アルファ米のトップブランド「尾西食品」が提供する、バラエティ豊かな1日分セットです。

参考価格2,580円
セット内容・水    :500ml×2本
・アルファ米:わかめご飯×1食
・おにぎり :鮭×1個
・パン   :プレーン×1個
・お菓子  :ライスクッキー×1個
保存期間製造から5年
アレルギー対応の有無アルファ米、クッキーは28品目不使用


ご飯もの2種に加え、長期保存パン(ひだまりパン)やおやつ(ライスクッキー)が含まれており、これ一箱で朝・昼・夕の食事とおやつまで完結します。アルファ米・おにぎりは、水を入れるだけで完成するので、調理器具や火のない環境でも問題ありません。

また、セット内容はA4サイズのボックスに入っており、自宅の本棚や職場のラックなどにも収めやすい設計です。「まずは1日分の備蓄から始めたい」「すぐ取り出せる場所に置きたい」といった人は、こちらのセットを検討しましょう。

【尾西食品】長期保存食セット 1日分 ごはん

「長期保存食セット 1日分 ごはん」は、「とにかくお米派」という人におすすめの、ご飯を中心としたセットです。

参考価格2,580円
セット内容・水    :500ml×2本
・アルファ米:3種×1食
※わかめ、五目、ドライカレー
保存期間製造から5年
アレルギー対応の有無すべて対応
※アレルギー物質28品目不使用


五目ごはん、ドライカレー、わかめごはんなど、味の異なるアルファ米が3種類入っており、飽きることなく炭水化物を摂れます。A4サイズの箱入りで、本棚やクローゼットに収納しやすく、オフィスの引き出し備蓄にも活用できるでしょう。

また、3種ともアレルギー物質28品目不使用なので、アレルギー体質の人にもおすすめです

【あんしんの殿堂防災館】非常食1日分セット

「非常食1日分セット」は、防災用品専門店がプロデュースする、バランス重視のセットです。

参考価格2,268円
セット内容・水     :500ml×2本
・アルファ米 :五目ごはん×1食
・お菓子   :ビスケット×1缶
・パン    :やわらかパン×1缶
・野菜ジュース:野菜1日これ一本×1本
・おでん   :おでん缶×1缶
保存期間製造から5年
アレルギー対応の有無アルファ米は28品目不使用

非常食1日分セットは、主食だけでなく、野菜ジュースやお菓子などバリエーション豊富で、飽きのこないラインナップです。炭水化物以外の栄養も摂れるため、栄養バランスが気になる人におすすめです

また、すべての商品が保存期間5年と長く、管理の手間も省けます。自宅用はもちろん、会社の備蓄用、贈り物など多用途に活用できます。

【萬有栄養】ER PLUS ASSORT 3食入

「ER PLUS ASSORT 」は、調理一切不要、究極のコンパクトさを追求した備蓄食です。

参考価格1,450円
セット内容紅茶風味 / VEGE(野菜)風味 / ココナッツ風味
保存期間製造から7年
アレルギー対応の有無アレルギー物質28品目不使用


ビスケットバーのような形状の栄養機能食品で、1箱に3食分(3個)が入っています。1個あたりご飯1杯分(156Kcal)のカロリーがあり、移動しながらでもエネルギー補給できます

また、デザインがシンプルで、部屋のどこに置いてもインテリアを邪魔しません。手のひらサイズのコンパクト設計なため、リュックの中や引き出しなど、どこにでも収納できます。

避難用リュックに入れる携帯食として、または調理する時間がない緊急時の食事としておすすめです。

非常食を備蓄するならローリングストックがおすすめ

非常食を備えるなら実践したいローリングストック

専用の非常食セットは安心感がありますが、コストがかかるのが難点です。そこでおすすめなのが「ローリングストック(循環備蓄)」という方法です。

ローリングストックとは

  • 一般的なレトルト食品やパックご飯などを買い置きする
  • 賞味期限の近いものから日常的に消費して、減った分を買い足す

この方法なら、常に新しい賞味期限の食品が自宅にある状態を維持でき、わざわざ高価な非常食を大量に買う必要がありません

また、「いつもの味」を備蓄できるため、災害時のストレス軽減にも役立ちます。専用の「1日分セット(長期保存)」をベースに持ちつつ、それ以外はローリングストックで補う方法もおすすめです。

非常食以外に備えておきたい防災グッズリスト

非常食以外に備えておきたい防災グッズリスト

食料と水だけでは、避難生活を乗り切ることはできません。食事を取るため、そして健康を維持するためにセットで用意すべきアイテムを紹介します。

【一次持ち出し品】防災用品チェックリスト

中でも重要なのは、生活用品や衛生用品です。

避難生活中は、電気・ガス・水道などの各種ライフラインが停止している恐れがあります。衛生環境が悪化しやすいため、簡易トイレやウェットティッシュ、タオルなどを備蓄品として準備しましょう

また、避難所では布団や毛布、着替えが手に入るかわかりません。車中泊避難も想定しつつ、エアマットやアルミブランケット、下着なども備えておくと安心です。

詳しくは、以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

防災備蓄チェックリスト決定版!一覧形式で紹介&価格シミュレーション

防災備蓄品のチェックリストを、一時避難・二次避難用にわけてご紹介します。防災備蓄品の価格シミュレーションも紹介するので、購入時の目安としてください。

非常食1日分×1人量についてよくある質問

非常食1日分×1人量についてよくある質問

非常食は日常的に購入するものではないため、「何日分が必要なの?」「どこに保管する?」などわからないことも多いかと思います。次項では、そんな疑問を解消するQ&Aをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

災害発生時に推奨される非常食の量は何日分?

内閣府などの公的機関は、「最低3日分」、できれば「1週間分」の備蓄を推奨しています。大規模災害発生後は救助活動に人員が割かれ、政府・自治体からの救援物資の支給には3日ほどかかると予想されるためです。

※参考:内閣府|大規模地震の発生に伴う帰宅困難者等対策のガイドライン


まずは長期保存できる食料・水を1人あたり3日分(9食+水9リットル)備え、ローリングストックなどを活用して徐々に量を増やしていくのが理想的です。

非常食はどこに保管する?

非常食は、高温多湿と直射日光を避けた「冷暗所」に保管します。キッチンのパントリーや床下収納、クローゼットの奥などが適しています。

高温多湿・直射日光の当たる場所などは、たとえ非常食といえど「パッケージの変形」「中身の品質劣化」などを招きかねません。


また、リスク分散(分散備蓄)のために、1箇所にまとめるのではなく、キッチンと玄関、寝室などにわけて保管することをおすすめします。1箇所に備蓄した場合、大きな地震によって棚や建物の倒壊し、持ち出せない恐れがあります。

「持ち出し用リュックに1日分を入れて残りは自宅の収納場所に保管する」といった備蓄方法がおすすめです。

非常食1日分×1人量は最低限の備え!他の備蓄品も準備しよう

災害用の備蓄は、まず「1人1日分」のセットを用意することから始めましょう。それができたら、家族の人数分を用意し、最終的には「最低3日分」まで量を増やすのが理想のステップです。

また、災害発生から3日間は人命救助に人員が割かれるため、自力で乗り切るための備えも欠かせません。水や食料だけでなく、生活用品・衛生用品も備蓄してください。

詳しくは、以下の記事をチェックしましょう。

防災備蓄チェックリスト決定版!一覧形式で紹介&価格シミュレーション

防災備蓄品のチェックリストを、一時避難・二次避難用にわけてご紹介します。防災備蓄品の価格シミュレーションも紹介するので、購入時の目安としてください。

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