防災リュックの荷物の入れ方!簡単4ステップで上手に詰める

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防災リュックは適切な手順で荷物を入れなければ、「いざ背負ってみたら重すぎて動けない」「必要なものがどこに入っているかすぐにわからない」といった事態に陥りかねません。

 実は、防災リュックは同じ重さでも、入れ方ひとつで体感重量が変わり、避難時の疲労度や安全性に大きな差が生まれます

本記事では、登山家や自衛隊も実践するパッキング術を防災用にアレンジし、誰でも簡単に実践できる荷物の詰め方を解説します。あなたの防災リュックがただの荷物から、あなたと家族を助ける相棒となるように、入れ方のコツをマスターしましょう。

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防災リュックに荷物を入れる際は、「背負いやすさ」「取り出しやすさ」の2点を意識しましょう。次項の基本3ルールを守ると、長時間背負っても疲れにくい、かつ実用的な防災リュックを準備できます。

ルール① 重いものは上へ(背中側に詰める)

防災リュックを詰める際に重要なのは、重いものは上部の背中側に配置することです

重い水や缶詰などがリュックの底にあると重心が下がり、身体が後ろに引っ張られるため、肩や腰を痛める恐れがあります。重量のあるものは、以下の方法で詰め込みましょう。

重いものを入れる方法

  • タオルや着替えなどの軽いものを一番底に入れて土台を作る
  • 水や食料などの重い荷物を背中パッドに密着させるよう配置する
  • 背中側から外側にかけて重いもの→軽いものの順に詰める

上記の手順で重心が安定するため、避難所への移動で歩きやすくなります。

ルール② 使用頻度の高いものはすぐ取り出せる場所へ

避難中や避難所到着後にすぐに使うものは、リュックの上部や外側のポケットに入れておきましょう。特に以下のアイテムは、出し入れしやすい場所にしまうのがおすすめです。

すぐ取り出せる場所に配置すべきアイテム

  • 懐中電灯やヘッドライト:停電時に足元を照らす
  • 軍手         :ガラス片や瓦礫から手を守る
  • レインコート     :雨天の移動に必要
  • テレビラジオ     :情報収集に必要
  • 救急セット      :怪我をしたときの応急処置

上記のアイテムをリュックの奥底に収納すると、緊急時にすぐに使えず、中身をすべて広げて探す羽目にもなりかねません。収納するポケットを用途に応じて決めておき、サッと出せるように準備しましょう。

なお、上蓋やサイド、フロントポケット付きのリュックを選べば、移動中に使うもの・避難所で使うものと定位置も決められます。使うタイミングを想定して定位置を決めておくことが、スムーズな避難につながります。

ルール③ 隙間なく詰めて荷崩れを防ぐ

荷物を詰める際は、リュックの中で荷物が動かないように、アイテム同士の隙間を埋めて固定しましょう。

隙間を埋める方法

  • 隙間にタオルや着替えなどの柔らかい布製品を詰める
  • タオルや服で隙間を埋めるのが難しければ、小さめのウェットティッシュを入れる
  • リュック外側に締め付けベルトがあれば、最後にギュッと締めてリュック全体を圧縮する

隙間があると、歩くたびに中の荷物が動いて重心がブレてしまい、体力の消耗につながります。さらに、カチャカチャという音が精神的なストレスになったり、水や懐中電灯がぶつかり合って破損したりするリスクも高まります。

避難中の移動・負担も考慮して、防災リュックを作りましょう。

防災リュックの入れ方!簡単4ステップを解説

防災リュックの入れ方!簡単4ステップを解説

次項では、防災リュックの入れ方を4つのステップで見ていきます。ステップに沿って準備すれば、「避難時に重くて背負えない」「必要なものが見つからない」などのトラブルを防ぎやすくなります。

いざというときスムーズに行動しやすくなるので、ぜひこの機会に正しいパッキング方法を身につけてください。

ステップ① 防災リュックに入れるものをリストアップする

防災リュックに入れる全アイテムを床やテーブルの上に並べて見える化しましょう。

頭の中だけで考えて荷物を詰めると、「入れ忘れ」「入りきらない」などの問題が発生しがちです。詰め込む前にすべてを並べておくと、必要なものを取捨選択しやすくなります。

また、この段階では備蓄品を3段階で用意するため、以下のポイントにも着目してください。

備蓄品のカテゴリ

  • 1次持ち出し品:命を守るために最低限必要なアイテム
  • 2次備蓄品  :災害発生後、最初の3日間を生き延びるために必要なアイテム
  • 3次備蓄品  :長期間の避難生活を送るためのアイテム

防災リュックは、1次持ち出し品に該当します。リュックに入り切らないアイテムは、緊急性の低いものを自宅保管の2次・3次備蓄に回しましょう。

ステップ② アイテム別に小分けでパッキングする

防災リュックに荷物を詰める際は、用途ごとに透明なジッパー付き袋で整理しましょう。中身が一目でわかるだけでなく、大雨の避難中にリュックが濡れても、着替えや電子機器を守れます

以下のようにカテゴリ別に整理しておくと、暗闇や焦った状況でも迷わず必要なアイテムを取り出せます。

カテゴリ別小分けパッキングの例

  • 衛生用品セット:マスク・除菌シート・歯ブラシ・常備薬など
  • 救急セット  :消毒液や絆創膏など応急処置に必要なアイテム
  • 充電セット  :ケーブル・バッテリー

また、衣類やオムツ、生理用品などは圧縮袋を使って空気を抜くと、体積を半分以下に減らせ、収納スペースを節約できます。

リュック内にできるだけ多くのアイテムを収納できるように、ジッパー袋や圧縮袋を有効活用しましょう。

ステップ③ リュックのゾーン別に荷物を詰める

小分けが完了したら、前述の「重いものは上・背中側」のルールに従って、リュックを3つのゾーンにわけてアイテムを入れましょう。

【ゾーン別に詰め込むアイテム】

ゾーン    アイテムの特徴    アイテムの例
下段ゾーン・軽くてかさばるもの
・すぐには使わないもの
※クッションとなり上の荷物を支える
・着替え
・タオル
・毛布
・エアーマット
など
中段・背中側ゾーン・重いもの
※背中に密着させるように配置
・缶詰
・飲料水
・モバイルバッテリー
など
中段・外側側ゾーン・緩衝材となる布や紙類・オムツ
・お尻ふき
・トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
など
上段・外側ゾーン・すぐに使うもの
・軽いもの
・軍手
・救急セット
・レインコート
・ヘッドライト
など

財布や身分証などの貴重品は、背中の隠しポケットや体の前で持てるサコッシュに入れると、防犯対策にもつながります。

ステップ④ 定期的に中身を見直して入れ替える

パッキングした荷物は、防災点検の日(3月1日)や防災の日(9月1日)など、わかりやすい日付を設定し、半年に一度は定期的に見直しましょう。以下のポイントに注目しながら、適宜アイテムを入れ替えてください。

定期点検でのチェックポイント

  • 子どもの年齢に合わせたアイテムか(お菓子、おもちゃなど)
  • 食料や水の保存期間に問題はないか
  • 電池が液漏れを起こしていないか
  • ライトやラジオが稼働するか
  • 缶詰やペットボトルに破損はないか

食品に関しては、期限が近づいたものは消費し、新しいものに入れ替えるローリングストックがおすすめです。実際にリュックを背負ってみて、重すぎないか、ベルトの調整は合っているかなども確認しましょう。

【目的別】防災リュックの入れ方のコツ

【目的別】防災リュックの入れ方のコツ

一人暮らしと子育て世帯、高齢者がいる家庭、ペットを飼っている家庭では、必要なアイテムや優先順位が大きく異なります。

次項では、それぞれの状況に応じた入れ方のコツを具体的に解説するので、あなたの家庭に合った荷物の入れ方を見つけてください。

防災リュックの入れ方① 一人暮らしの場合

一人暮らしの場合、自分の身を自分で守れる自立した装備が必要です

ただし、あれもこれもと荷物を詰めると、防災リュックが重くなりすぎるため、以下の点を考慮して選別しましょう。

一人暮らしの防災リュックづくりのポイント

  • コンパクトかつ多機能なアイテムを選ぶ
  • 怪我をしたときの応急処置グッズ、情報の命綱となるモバイルバッテリーは必ず確保する
  • 貴重品はリュックの背面ポケットや身につけられるサコッシュに入れる

一人暮らしの防災リュックは、自力で避難生活を乗り切ることを想定してください。可能な限りコンパクトに収めると、必要十分なアイテムを入れられます。

たとえば、2Lの水ボトルは重くて場所を取るため、500mlのボトル数本か折りたたみ式のタンクを用意しましょう。

また、多機能ラジオやマルチツールなど、何役もこなせるアイテムを選ぶことで荷物を減らせます。

防災リュックの入れ方② 小さい子供がいる場合

乳幼児などの小さな子どもがいる場合、オムツやお尻拭き、液体ミルク、着替えなど荷物が多くなりがちです。

また、避難生活に寄り添う遊び慣れたおもちゃも必要なので、小さい子ども用の防災リュックでは以下の詰め方を心がけましょう。

小さい子ども用の防災リュックづくりのポイント

  • 頻繁に使う子ども用品を一番取り出しやすい場所に配置する
  • マザーズバックのように、子ども専用のポーチにまとめて一番上に置いておく
  • オムツは圧縮袋で極限まで小さくし、リュックの容量を確保する

避難所では、子どもの泣き声に配慮するシーンも考えられます。使用頻度の高いオムツやお尻拭きは、サッと取り出しやすい場所に入れて、スムーズに対処できるようにすると安心です

また、抱っこ紐を使った避難を想定し、リュックの肩ベルトに干渉しないか、前抱っこでリュックを背負えるかも確認しましょう。

防災リュックの入れ方③ 高齢者がいる場合

高齢者用の防災リュックは、軽さを最優先に考えて準備しましょう。水や食料は最低限に抑えつつ、持病の予備薬やお薬手帳など、体調面に配慮した構成を意識してください。

高齢者用の防災リュックづくりのポイント

  • 予備薬やお薬手帳、入れ歯、予備のメガネなどを取り出しやすい外ポケットに入れる
  • 持病があることを知らせる緊急連絡カードを目立つ場所(サイドポケットなど)に入れる

万が一の際、救助者が状態をすぐに把握できるよう、必要な情報が取り出しやすい体制を整えることが大切です。

防災リュックの入れ方④ ペットがいる場合

ペット用の防災リュックを準備する際は、飼い主の荷物とは分けてパッキングしましょう。

政府・自治体では、避難所におけるペットの管理は飼い主が行うよう推奨されています。避難所でペット用のフード・トイレシートが配給されるとは限らないため、ペット用の備蓄を個別に進めましょう

※参考:環境省|人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト

以下の点に注意しながら、ペット用の防災リュックを用意してください。

ペット用の防災リュック作りのポイント

  • 最低でも3日分、できれば1週間分のフード、水やトイレシートなど確保
  • 飼い主と同じリュックで保管する場合は、臭い漏れがしないように防臭袋に入れて密閉
  • ケージや首輪
  • ワクチンの接種状況や健康状態

リュックの準備と並行して、ペットと一緒に避難できる避難所や動物病院などの情報をリサーチすることも大切です。

また、避難所でペットがストレスを溜めないように、日頃からケージに入れての生活にも慣

れさせておきましょう。

ペットの非常食やその他の備蓄品については、以下の記事でも詳しく解説しています。

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次項では、防災リュックを準備・管理する上でよくある質問にお答えします。疑問を解消した上で、より実用的で安心できる防災リュックを準備しましょう。

防災リュックはどうやって作る?

市販の防災セット(リュック)を購入して、それをベースに自分に必要なものを足し引きする方法が簡単で失敗がありません

防災セットは、専門家(防災士や被災経験者)による監修のもと、必要十分なアイテムが入っています。そこに常備薬や眼鏡、生理用品、小銭などを追加しつつ、不要なものを省くことで、自分専用の防災リュックが作れます。

100円ショップのポーチなどを活用し、本記事で紹介した方法でパッキングし直せば、実用的な防災リュックが完成するでしょう。

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リュックの重さは何キロが目安?

非常持ち出し用リュックの重量目安は、成人男性で15kg、成人女性で10kg程度(体重の15%以下)と言われています

しかし、これはあくまで目安なので、あなたや家族の体力を考慮しましょう。実際に背負って歩いてみて、問題なく走れる、または階段を上り下りできる重さに調整してください。

重すぎる場合は、優先度の低いアイテムを自宅用の2次・3次備蓄用として活用してください。

防災リュックの大きさ・容量の目安は?年齢・性別に応じて解説

防災リュックの大きさ・容量の目安について解説します。年齢・性別に応じた目安を解説するので、自分や家族と照らし合わせつつ参考にしてください。

市販の防災リュック(セット)はそのまま使っていい?

市販の防災リュックを購入したままの状態で使うのは、あまりおすすめしません。市販のセットはあくまで平均的な詰め合わせなので、自分に必要なアイテムが必ずしも入っているとは限らないためです

また、リュックの中にぎっしりとアイテムが詰め込まれたセットの場合、中のものを取り出しにくい可能性もあります。

一度、中身をすべて取り出し、アイテムの不備や賞味期限なども確認した上で、自分に必要なアイテムをパッキングし直しましょう。リュックの中身を把握し、自分仕様に変えることで、あなたや家族にあった防災セットを作れます。

防災リュックはどこに置くのが正解?

防災リュックは、玄関や寝室など避難動線上のすぐに持ち出せる場所に保管しましょう

屋根裏収納や押し入れの奥などにしまうと、家屋の傾き・家具の倒壊などにより、取り出せなくなるリスクが高まります。さらに、大規模な地震・津波が発生し、慌てた状態では、取り出しにくい場所のリュックを持ち出せないかもしれません

そのため、防災リュックの置き場所は、避難経路の動線となる玄関、就寝中でも逃げられる寝室などが適切です。

リスクヘッジのために、玄関や寝室、車内、倉庫など、複数箇所に配置するのも良いでしょう。いざというときにサッとアクセスできるよう、手の届きやすい場所にしまうことが重要です。

正しく作った防災リュックは避難のリスクを防ぐ!

災害発生直後の避難では、「食料や水の不足」「衛生環境の悪化」「トイレ問題」など、さまざまなリスクがあります。あなたや家族を守るには、防災リュックに必要十分なアイテムを入れる、正しい備えが欠かせません。

必要なアイテムのリストアップを行い、身体に負担のかからない入れ方をマスターしておきましょう。

防災リュックに必要なアイテムは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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