防災モバイルバッテリーの容量目安とおすすめ10選!備蓄しないリスクと選び方も徹底解説
「防災モバイルバッテリーの容量はどれくらい必要?」「ソーラー充電付きのほうが災害時には安心?」など、防災の観点においては、普段からモバイルバッテリーを使う人でも疑問があるかもしれません。
現代の避難生活において、スマホは情報収集や家族との連絡、ライト代わりなど、あらゆる役割を担う「マルチな防災ツール」です。裏を返すとスマホへの依存度が高く、停電を伴う災害時に充電切れを起こした場合、安全の確保に支障をきたしかねません。
そのため、防災用のモバイルバッテリー選び、あなたや家族の安全に関わるほど重要なポイントです。
本記事では、災害時に本当に役立つ防災モバイルバッテリーの容量の目安や備蓄しないリスク、選び方まで徹底解説します。さらに、災害時に頼りになるおすすめ防災モバイルバッテリー10選もご紹介するので、購入時の参考にしてください。
この記事を読めば、非常時にスマホが使えないリスクを軽減し、モバイルバッテリーを長期保管できる準備も整えられます。
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防災モバイルバッテリーは災害時の命綱!備えない3つのリスク

防災モバイルバッテリーは、地震や台風、津波などの影響による停電に対処できる防災用品です。しかし、食料や水、防寒アイテムなどと比べると「優先順位は低い」と感じるかもしれません。
次項では、防災モバイルバッテリーの必要性について、備えないリスクを軸に解説します。購入を悩む人は、ぜひチェックしてみてください。
リスク① 停電時に最新情報を得られない恐れ
災害発生時、特に恐ろしいのは「正しい情報が得られないこと」です。大規模な地震や台風により停電が発生した場合、テレビやWi-Fiが機能しません。唯一の頼りは、スマートフォンのモバイル通信です。
もしモバイルバッテリーを備えておらず、スマホの充電が切れてしまうと、自治体から発令される避難指示や、給水所の開設状況、危険地域の速報といった、命に関わる情報へアクセスできません。
情報が遮断された状態は、安全な場所への移動が遅れるほか、誤った避難行動へつながるリスクもあります。最新かつ正しい情報をキャッチするため、モバイルバッテリーの備蓄は必要です。
リスク② スマホが使えないと避難に支障をきたす
スマホへの依存度が高まった現代人にとって、充電切れは避難行動に支障をきたすリスクがあります。
スマホは通話だけでなく、「ライト」「家族の位置情報」「緊急地震速報」など、避難時に役立つ機能が充実しています。さらに、公衆電話を探すにも場所がわからず、そもそも家族の電話番号を暗記していない人も少なくありません。
スマホのバッテリー切れは、これらのライフラインを一度にすべて失うことを意味します。避難行動をスムーズに行い、家族の安否確認を確実に行うには、予備の電源(モバイルバッテリー)確保が不可欠です。
リスク③ 避難所ではなかなか充電できない
「充電が切れたら避難所で充電させてもらえばいい」という考えは非常に危険です。
昨今の避難所は、充電・発電設備も含めた備蓄計画が進められています。しかし、避難所の利用者全員が使えるほどの余裕はなく、自治体の管理・運営ルール上、利用人数・時間に制限が設けられるケースが一般的です。
実際、江戸川区の避難所では、「1人あたり30分まで」と避難所のルールが定められています。
また、共有スペースでスマホを放置するのは、盗難のトラブルにつながる恐れもあります。自分のバッテリーを自分で確保(自助)しなければ、いつまで経ってもスマホを使えない不便な避難生活を強いられることになりかねません。
あなたや家族の安全を自衛できるよう、モバイルバッテリーの備蓄も進めましょう。
災害時に必要な防災モバイルバッテリー(充電式)の容量

防災用に充電式のモバイルバッテリーを備蓄する場合は、最低でも「10,000mAh」、できれば「20,000mAh以上」の容量を目安に準備してください。
スマートフォンのバッテリー容量は、およそ3,000mAh〜4,000mAhが一般的です。モバイルバッテリーは充電時に変換ロス(充電時に熱などで失われるエネルギー)が発生するため、記載されている容量の約60〜70%が実際の充電量です。
つまり、10,000mAhのバッテリーであればスマホを約1.5回〜2回フル充電でき、20,000mAhであれば約3回〜4回のフル充電が可能です。
停電は数日~数週間に及ぶケースもあり、その間は家族と連絡を取り合ったりニュースを見たりするため、想像以上にバッテリーを消費します。
単身者であれば10,000mAhでも最初の数日をしのげますが、家族でシェアする場合や、停電の長期化に備えるのであれば、20,000mAh以上の大容量モデルを用意しましょう。
防災モバイルバッテリーを選ぶ4つのポイント

防災モバイルバッテリーは、安価なモデルを選ぶと、「使おうとしたら故障していた」「充電に時間がかかる」などの問題が発生しかねません。
そのため、避難生活を考慮した、実用的な防災モバイルバッテリーの選び方を心得ておきましょう。次項では、選び方のポイントを4つ解説するので、購入時の参考にしてください。
ポイント① PD対応を選ぶ
スマホを素早く復活させるためには、「PD(Power Delivery)」規格に対応したモバイルバッテリーを選んでください。
PDとは、対応するUSB Type-Cケーブルを使用することで、従来の充電器よりもはるかに大きな電力を供給し、超高速で充電を行える規格です。バッテリー残量がゼロのスマホでも、わずか30分程度で50%近くまで急速充電できます。
「避難所でモバイルバッテリーを一時的に充電できる」「世帯人数が多く充電するスマホが多い」といった場合に重宝するでしょう。
ポイント② 防災用なら「20000mAh以上」もしくは「乾電池式」を選ぶ
防災リュックに入れるメインのバッテリーは、数日間の停電に耐えられる「20000mAh以上の大容量モデル」、あるいは「乾電池式モデル」を選んでください。
大容量モデル・乾電池式の魅力
- 大容量モデル :スマホ3~4台以上を充電できる(複数人世帯でもスマホが充電できる)
- 乾電池式モデル:予備の乾電池さえあれば、スマホを充電し続けられる
大容量モデルは何度もスマホを充電できる安心感がありますが、本体のバッテリー自体が空になってしまうとそれ以上使えません。
一方、乾電池式の充電器は容量こそ少ないものの、予備の乾電池さえ備蓄しておけば、どれだけ停電が長引いても確実にスマホを充電し続けられます。
理想的な備え方は、大容量モデルの防災モバイルバッテリーをメインとしつつ、保険として乾電池式の充電器もセットで用意しておく「ハイブリッド方式」の備蓄です。
ポイント③ 家族でシェアするなら「大容量」かつ「複数ポート対応」を選ぶ
複数人世帯の場合、大容量かつ「出力ポート(USBの差し込み口)」が複数ある防災モバイルバッテリーを選んでください。
避難生活中は、1つのモバイルバッテリーを複数人で使い回します。たとえば、出力ポートが1つ、スマホが4台(家族4人)の場合、全員分の充電が完了するのは約6~7時間後です。
しかし、出力ポートが合計2〜3つ搭載されているものであれば、パパとママのスマホを同時に充電したり、スマホと充電式ランタンを同時に給電したりできます。
災害時は最新かつ正確な情報を速やかにキャッチする必要があるため、複数人世帯のご家庭の場合は複数の出力ポートがあるモバイルバッテリーがおすすめです。
ポイント④ 「日本製(国内メーカー)」や「PSEマーク」を確認
防災モバイルバッテリー購入時は、日本の電気用品安全法の基準をクリアした証である「PSEマーク」が付いている製品を選んでください。
PSEマークとは
- 電気用品安全法に基づいた、安全基準をクリアしている製品に表示されるマーク
- 日本では、PSEマークの付いていないモバイルバッテリーの製造/輸入/販売が禁止されている
モバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオン電池は、粗悪品を選ぶと発熱や発火、爆発などの重大な事故を引き起こすリスクがあります。
ただし、PSEマークの付いた製品は、国が検査しているわけではありません。あくまでも企業側が第三者機関を通して、日本の安全規格・記述基準に適合しているか確認した証明です。
劣化・発火などのリスクを抑えるには、メーカー推奨の保管方法・使い方を守り、適切に扱う必要があります。
防災モバイルバッテリーおすすめ10選

次項では、防災モバイルバッテリーのおすすめ製品10選をご紹介します。概要や特徴、おすすめの人などと併せて解説するので、購入時はぜひ参考にしてください。
おすすめ① 【パナソニック】BH-BZ40K(乾電池式)
「BH-BZ40K」は、停電の長期化に備える「最後の切り札」として信頼を誇る、パナソニックの乾電池式モバイルバッテリーです。
| 参考価格 | 1,709円 |
| バッテリーの容量 | - |
| サイズ | 幅66 × 厚み24 × 高さ85mm |
| 重さ | 165g |
| 出力ポート数 | 1 |
| 出力端子 | USB Type-A |
| 充電方法 | 乾電池式(単3乾電池4本) |
| LEDライト | あり |
※2026年3月時点
「BH-BZ40K」は、単3形アルカリ乾電池4本を使用して、スマートフォンを充電できます。充電式バッテリーのように「自然放電して使えなかった」という失敗がありません。
長期保存可能な乾電池を多めに備蓄しておけば、数日間の停電でも電源を確保し続けられます。さらに、上部にLEDライトを搭載しており、懐中電灯としても使える設計です。
コンパクトで軽量なため、「防災リュック用のモバイルバッテリーがほしい」「一人暮らし用の備蓄にほしい」などの人におすすめです。
おすすめ② 【パナソニック】BQ-CC87LAM-K(乾電池式)
パナソニックの「BQ-CC87LAM-K」は、乾電池と充電池の両方が使える防災モバイルバッテリーです。
| 参考価格 | 4,580円 |
| バッテリーの容量 | - |
| サイズ | 幅12 x 厚み31 x 高さ68mm |
| 重さ | 約85 g |
| 出力ポート数 | 1 |
| 出力端子 | - |
| 充電方法 | ・乾電池(単3乾電池4本) ・充電池(単3・4形を1~4本) |
| LEDライト | あり |
※2026年3月時点
「BQ-CC87LAM-K」は、一般的な乾電池もしくは、パナソニック推奨の充電池(別売り)への充電が可能な防災モバイルバッテリーです。
充電池を入れた状態で本体をコンセントなどへ接続すると、充電池に電気を溜められます。溜まった電気は出力できるため、スマホなどの充電に活用可能です。さらに、乾電池にも対応しているため、予備の乾電池があれば、数日間の停電にも耐えられるでしょう。
イメージとしては、充電式と乾電池式が合わさったような防災モバイルバッテリーです。
また、本体にはLEDライトも搭載されており、夜間の避難時も足元を照らしながら移動できます。
「普段使いもできる防災モバイルバッテリーがほしい」「自宅にパナソニックの充電池がある」といった家庭におすすめです。
おすすめ③ 【Anker】Power Bank A1383N11(20000mAh)
「Power Bank(20000mAh)」は、モバイルバッテリーのトップブランドであるAnker(アンカー)の、大容量かつ安定した性能を持つ定番モデルです。
| 参考価格 | 7,990円 |
| バッテリーの容量 | 20,000mAh |
| サイズ | 幅73 x 厚み26 x 高さ157mm |
| 重さ | 430g |
| 出力ポート数 | 2 |
| 出力端子 | ・USB Type-C ・USB Type-A |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
「Power Bank(20000mAh)」は、スマホ約4回分の充電が可能な頼もしい容量を備えています。最大22.5Wの高出力に対応しており、PD規格による急速充電で緊急時も素早くバッテリーを回復させられます。
大容量でありながら比較的薄型に設計されているため、防災リュックのポケットに収まりやすく、持ち出しの負担も抑えられるでしょう。充電用ケーブル(USB-C)は内臓されているので、別途購入する必要はありません。
また、本体上部には、液晶パネル上に充電量が表示され、目安残量を見ながら充電できます。
「ケーブルを無くしそうで怖い」「コスパの良いモデルがほしい」といった人におすすめです。
おすすめ④ 【CIO】 CIO-MB100W2C1A-20K-C(20,000mAh)
「CIO-MB100W2C1A-20K-C」は、スマホやタブレット、ノートPCにも対応する、100Wの高出力が特徴の防災モバイルバッテリーです。
| 参考価格 | 10,980円 |
| バッテリーの容量 | 20,000mAh |
| サイズ | 幅68.5 × 厚み25.7 × 高さ149.5mm |
| 重さ | 約390g |
| 出力ポート数 | 3つ |
| 出力端子 | ・USB Type-C:2ポート ・USB Type-A:1ポート |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
最大100Wの高出力に対応するため、MacBook Pro 14インチなどのノートPCも充電できます。さらに、USB Type-Cの出力ケーブルが内蔵されているので、本体のみでも充電が可能。
また、CIOの独自技術「Nova Safety2.0」により、自動的に電力調整が行われます。適切な温度管理により、本体への負荷を抑えられる仕組みです。
手の平サイズのコンパクト設計ながらも、3台同時充電、最大100W対応など、タフな性能を備えた防災モバイルバッテリーです。「非常時でも仕事用のPCを使いたい」「家族用の防災モバイルバッテリーがほしい」といった人におすすめです。
おすすめ⑤ 【Anker】737 Power Bank A1289011(24,000mAh)
「737 Power Bank A1289011」は、スマートフォンだけでなく、ノートパソコンも充電したい方に向けた、高出力・大容量のハイエンドモデルです。
| 参考価格 | 15,990円 |
| バッテリーの容量 | 24,000mAh |
| サイズ | 幅49 x 厚み55 x 高さ156mm |
| 重さ | 390g |
| 出力ポート数 | 3 |
| 出力端子 | USB Type-C |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
「737 Power Bank A1289011」は、24000mAhの大容量に加え、最大140Wの高出力を誇り、急速充電にも対応。さらに、3ポート対応なため、スマホ・タブレット・ノートPCなどの同時充電も可能です。
複数人世帯の家庭はもちろん、在宅避難中に「仕事の関係で連絡したい」といったケースにも対応できます。
また、本体にはスマートディスプレイが搭載され、バッテリー残量だけでなく、リアルタイムの出力状況や本体が満充電になるまでの予想時間まで確認できます。
サイズはメガネケースほどの大きさ、500mlペットボトルの飲料より軽量なため、防災リュックにも収められるでしょう。
おすすめ⑥ 【エレコム】EC-C07BK(20000mAh)
「EC-C07BK」は、国内メーカーの安心感と、手に入れやすい価格設定が魅力のエレコム製大容量モバイルバッテリーです。
| 参考価格 | 4,480円 |
| バッテリーの容量 | 20,000mAh |
| サイズ | 幅75 x 厚み28 x 高さ150mm |
| 重さ | 480g |
| 出力ポート数 | 2 |
| 出力端子 | ・USB Type-A ・USB Type-C |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
20,000mAhの容量を持ちながら、過充電や過放電、温度検知機能などの保護機能を搭載。合計出力20W、PD対応であり、スマホやタブレット端末の急速充電が可能です。
さらに、特徴的な機能として、ワイヤレスイヤホンなどの小型電子機器を最適な電流で安全に充電できる「低電流モード」を搭載しています。防災ラジオや小型のヘッドライトを充電する際にも重宝するでしょう。
日本の安全基準(PSE)をクリアした国内ブランド品を、コストを抑えて家族分そろえたい人におすすめです。
おすすめ⑦ 【エレコム】EC-C44LBK(20,400mAh)
「EC-C44LBK」は、複数の機器を同時に、かつスピーディーに充電したい環境に適した高出力モデルです。
| 参考価格 | 8,280円 |
| バッテリーの容量 | 20,400mAh |
| サイズ | 幅75 x 厚み31 x 高さ105mm |
| 重さ | 400g |
| 出力ポート数 | 3 |
| 出力端子 | ・USB Type-C:2ポート ・USB Type-A:1ポート |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
20400mAhの大容量に加え、最大67Wの高出力に対応しています。同時接続するポート数によって出力は変動しますが、家族のスマホを3台同時に充電可能です(タブレット・ノートPCにも対応)。
※67W以下のUSB Type-C(TM)入力に対応したパソコンに限ります。
バッテリー残量は本体上部のLEDパネルで確認できるため、残量に応じて充電機器を選べます。
また、過充電や過放電、温度検知機能などの保護機能も搭載しており、本体を劣化から守ってくれます。「防災リュックに入れておきたい」「家族用のモバイルバッテリーを備えたい」といった人におすすめです。
おすすめ⑧ 【エレコム】DE-C41-30000(30000mAh)
「DE-C41-30000BK」は、安全性と長寿命を高めた、次世代の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用した超大容量モデルです。
| 参考価格 | 18,909円 |
| バッテリーの容量 | 30,000mAh |
| サイズ | 幅92 x 厚み42 x 高さ181mm |
| 重さ | 760g |
| 出力ポート数 | 2 |
| 出力端子 | ・USB Type-A ・USB Type-C |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
一般的なモバイルバッテリーと比べ、リン酸鉄リチウムイオン電池は発火や膨張のリスクが低いことが特徴です。さらに、充電サイクルが約1000回と長寿命なため、長期的な備蓄に適しています。
また、30000mAhの容量を持ちながら、生活防水レベルの「IP44」相当の防水・防塵性能を備えています。フックに掛けて使えるデザインで、雨天の避難や水場での使用にも耐えうる、まさに防災特化型のモバイルバッテリーです。
「コストをかけてでもタフな防災モバイルバッテリーがほしい」「家族全員のスマホを充電できるように備えたい」といった人におすすめです。
おすすめ⑨ 【グリーンハウス】 GH-LFMBPA200(20000mAh)
コストパフォーマンスに優れながら、高い安全性を実現したリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルです。
| 参考価格 | 6,980円 |
| バッテリーの容量 | 20,000mAh |
| サイズ | 幅69×厚み28.5×高さ140mm |
| 重さ | 約375g |
| 出力ポート数 | 3 |
| 出力端子 | ・USB Type-A:1 ・USB Type-C:2 |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
20000mAhの大容量でありながら、比較的安価で購入できるのが大きな魅力です。電気自動車にも採用されるリン酸鉄の技術により、発火リスクを抑えつつ、約2,000回の充放電サイクルを実現しています。
電気用品安全法(PSE)への適合はもちろん、過充電・過電流・過放電などの保護機能も搭載。さらに、パススルー充電に対応しており、家族みんなの端末を充電しつつ、バッテリー本体も充電できます。
「バッテリーの安全性を重視したい」「コスパも重視して防災モバイルバッテリーを選びたい」といった人におすすめです。
おすすめ⑩ 【CIO】CIO-MB67W2C1A-20000(20,000mAh)
「CIO-MB67W2C1A-20000」は、デザイン性と機能性を融合させた、日本のガジェットブランド「CIO」の人気モデルです。
| 参考価格 | 8,980円 |
| バッテリーの容量 | 20,000mAh |
| サイズ | 幅69 × 厚み29.5 × 高さ95mm |
| 重さ | 約333g |
| 出力ポート数 | 3 |
| 出力端子 | ・USB Type-C:2 ・USB Type-A:1 |
| 充電方法 | USB充電式 |
| LEDライト | なし |
※2026年3月時点
20,000mAhの大容量と最大67Wの高出力を備えながら、カードサイズのコンパクト設計が特徴。小さいながらも、スマホやタブレット、ノートPCなどの同時充電も可能です。
さらに、デジタル残量表示により1%単位でバッテリー状況を把握できるため、本体の充電可否をすぐに判断できます。
また、表面には傷が目立ちにくいシボ加工が施されており、防災リュックの中で他のアイテムと擦れてもきれいな状態を保ちます。Type-Cポート2つとType-Aポート1つを搭載し、複数デバイスの同時充電もスマートにこなす、実力派のモバイルバッテリーです。
「普段使いしやすい防災モバイルバッテリーがほしい」「子どものスマホも充電したい」などの人におすすめです。
防災モバイルバッテリーにソーラーは必要?注意したい落とし穴

ネット通販などで「防災に最適!」と宣伝されている、表面にソーラーパネルが貼り付いたモバイルバッテリーがあります。一見すると電池切れの心配がない魔法のアイテムに思えますが、実際は「注意が必要な機能」と言わざるを得ません。
次項では、防災モバイルバッテリーに搭載のソーラーパネルに関する注意点を解説するので、ぜひ参考にしてください。
注意点① 太陽光だけで満充電にするには数日かかる
モバイルバッテリー本体の表面についている小型のソーラーパネルは、発電効率が低いです。
たとえば、10,000mAhのバッテリーを小さなパネルだけで満充電にしようとすると、快晴の直射日光の下に置いてすら、50時間以上(実質5日以上)かかると言われています。天候が悪ければ全く充電されません。
災害直後、「今すぐスマホを充電したい」という緊急時、ソーラー機能には頼れないでしょう。本体のソーラー機能は、あくまで「本当の非常時に使えるおまけ」程度に認識しておくのが正解です。
注意点② 炎天下への放置は危険!「熱劣化・発火」のリスク
モバイルバッテリーに搭載のリチウムイオン電池は、高温環境に長時間放置されると、劣化・発火のリスクがあります。
リチウムイオン電池は熱に弱く、最高許容周囲温度は45℃が一般的です。炎天下や高温な環境に放置された場合、内部でショートが起こり、発火につながります。
実際、ソーラーパネルを備えたモバイルバッテリーを車のダッシュボードに放置した結果、炎上事故につながった事例もありました。
電力を得るために直射日光に当てる必要があるソーラーパネルと、熱を避けるべきリチウムイオン電池が「一体化」していること自体が、構造的な矛盾を抱えています。災害時に新たな火災リスクを生み出さないためにも、取り扱いには細心の注意が必要です。
注意点③ ソーラーを活用するなら「別売りの折りたたみ式大型パネル」
もし、長期停電に備えて本当に役立つソーラー充電環境を構築したい場合は、「折りたたみ式の大型ソーラーパネル」を別途購入してください。
A4サイズ等に折りたためる大型パネルであれば、数時間の充電でも「スマホの通話ができる」「ネットで情報を得られる」程度には充電できます。
ただし、前述したとおり、ソーラー充電は快晴の日にしか役立ちません。「晴天率の低い地域」「梅雨~夏の被災」では、十分に充電できない可能性があります。
あくまでもサブ的な充電方法と心得ておきましょう。
防災モバイルバッテリーのよくある質問

防災モバイルバッテリーは日常的にも使える防災用品です。しかし、「備蓄」の観点では、わからないことがあるかもしれません。
次項では、防災モバイルバッテリーに関するよくある質問と回答をご紹介します。備蓄方法やその他のアイテムについて、詳しく見ていきましょう。
普段使わない防災モバイルバッテリーを保管するコツは?
防災モバイルバッテリーを保管する際は、少しでも寿命を伸ばせるよう以下のポイントに注意して保管しましょう。
防災モバイルバッテリーを保管するコツ
- 50~80%を目安に充電した状態で保管する
- 高温になりやすい、直射日光が当たる場所は避ける
- 極端に低温になる場所も避ける
- 3ヶ月に1回を目安に充電の残量をチェックする
モバイルバッテリーは、満充電の状態では負荷がかかり、充電ゼロでは過放電を起こす可能性があります。内部のバッテリーが劣化しないよう、50~80%を目安に充電して保管しましょう。
また、高温・直射日光の当たる場所は、バッテリーの劣化・発火を引き起こす恐れもあります。火災につながるリスクもあるため、保管の際は温度変化の少ない場所を選んでください。
防災リュックや備蓄用の収納ボックスなどへ保管する際は、定期的に充電量を確認し、必要に応じて充電し直すよう心がけましょう。
防災モバイルバッテリーの本体以外に準備するアイテムは?
防災モバイルバッテリー本体だけあっても、スマホやノートPCに接続する「ケーブル」がなければ意味がありません。
iPhone用のLightningケーブル、Androidや最新機器用のUSB Type-Cケーブルなど、端末に合わせたケーブルを必ずセットにして、防水ポーチに入れて保管してください。断線リスクを考慮し、予備を含めて2〜3本あると安心です。
また、避難所などでコンセントを使える状況になったときのため、「ACアダプター(急速充電対応の電源プラグ)」も忘れずに防災リュックに入れおきましょう。
防災モバイルバッテリー+αの備蓄で災害に備えよう
防災モバイルバッテリーは、災害時の情報収集と連絡手段を守るための「安心アイテム」です。備蓄する際は、以下のポイントを頭に入れておきましょう。
防災モバイルバッテリーを備蓄するポイント
- 容量の目安 :数日しのげる「20000mAh以上」を目安にする
- 選び方のコツ:充電が早いPD対応モデル、PSEマークのあるモデルを選ぶ
- 注意点 :本体一体型のソーラー充電は過信せず、乾電池式など確実な電源を確保する
あなたや家族にマッチした防災モバイルバッテリーの準備ができたら、次はそれを持ち運ぶリュックの中身全体を見直しましょう。
防災備蓄には、水や食料、簡易トイレ、ウェットティッシュなど、健康・安全を守る防災用品も欠かせません。以下の記事では、防災リュック(一次避難品)の中身をリスト形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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