備蓄食料の保管方法まとめ|収納のコツ・場所・おすすめグッズを解説

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災害用に食料を買いたいが置き場所に迷う」「どこに保管すれば、万が一のときに活躍するの?」など、防災備蓄の食料には疑問がつきものです。

備蓄食料はただ買えばよいわけではありません。適切な環境で保管し、管理しやすい仕組みを作らなければ、いざというときに「腐っていて食べられない」「どこにあるかわからない」とったリスクを招きます。

正しい保管ルールと収納テクニックを知れば、狭い賃貸や収納の少ないご自宅でも、スペースを有効活用しながらスマートに備蓄できます。

本記事では、食料を長持ちさせるための保管の基本原則から、家の場所ごとの具体的な収納術、管理を楽にする便利グッズまでを徹底解説します。内容を実践すれば、食品ロスを出しにくく、被災時に有効活用できる、快適な備蓄ライフを始められます。

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なぜ備蓄食料の正しい保管方法が重要なのか

なぜ備蓄食料の正しい保管方法が重要なのか

備蓄食料を正しく保管しなければ、以下のリスクがあります。

正しく保管しない場合のリスク

  • 賞味期限内であっても、中身が劣化するリスク
  • 地震発生時、パッケージが破損するリスク
  • ペットボトルの水質が悪くなるリスク
  • 賞味期限や在庫数の把握が困難になるリスク

たとえば、高温多湿な場所に置かれた缶詰はサビて穴の空く恐れがあり、直射日光にさらされたペットボトルは水質劣化のリスクもあります。

また、整理整頓されていない備蓄品は、「どれがいつまで持つのか」「人数分残っているのか」などを正しく把握できません。

いつでも美味しく食べられる状態」は家族の健康・安全につながるため、正しい保管方法を心得ておきましょう。

備蓄食料を保管する基本原則

備蓄食料の安全を確保するには、以下の基本原則も頭に入れておきましょう。

備蓄食料を保管する基本原則

  • 高温・多湿、直射日光を避ける
  • 先入れ・先出しを徹底する
  • 重いものは下段に置く

食品劣化の主な原因は温度変化と紫外線です。キッチンのコンロ下や、西日が当たる窓際、夏場に蒸し風呂状態になる屋根裏などは、備蓄食料の天敵ともいえる環境です。これらを避け、風通しが良く、温度変化の少ない「冷暗所」を選びましょう。

また、「先入れ先出し」のルールも重要です。新しく買ったものを奥にしまい、古いものを手前に置くことで、自然と賞味期限の近いものから消費される流れを作ります。

さらに、重いもの(水や缶詰)は下段に、軽いもの(乾麺やフリーズドライ)は上段に置けば、地震時の落下による怪我や破損のリスクを軽減できます。

備蓄食料のおすすめ保管場所

備蓄食料のおすすめ保管場所

備蓄食料は、一ヶ所に保管するのではなく、分散させて収納した方が安全です。

分散収納がおすすめの理由

  • 災害発生時、棚の倒壊や建物の破損で食料を取り出せないリスクが減る
  • 自宅のどこにいても食料がすぐに取り出せれば、避難に時間がかからない
  • 収納スペースを圧迫することなく、食料を保管しやすい

次項では、分散収納におすすめの場所を紹介するので、自宅と照らし合わせつつ備蓄食料の保管を実践しましょう。

備蓄食料の保管場所① キッチンやパントリー

キッチンやパントリーは、日常的に食事を作る場所なため、「ローリングストック」の実践におすすめです。

ローリングストックとは

  • 賞味期限の近いものから日常的に消費して、新しい食料を買い足す
  • 賞味期限切れのリスクを抑えられる
  • 備蓄食料の味をチェックできるほか、家族全員で防災意識を高められる

普段使いのレトルト食品やパックご飯などは、調理動線を考えてシンク下や吊り戸棚、カップボードに収納します。ここでのポイントは、取り出しやすさを優先することです。ファイルボックスを使って立てて収納すれば、一目で何があるか把握でき、在庫管理もスムーズになります。

ただし、シンク下は湿気がこもりやすいため、除湿剤を置くなどの対策が必要です。

また、床下収納がある場合は、重たい水や長期保存用の缶詰を入れるのに適しています。出し入れが面倒になりがちなので、半年に一度チェックするような「長期備蓄品」専用にするのが賢明です。

備蓄食料の保管場所② クローゼットや押し入れ

居住スペースにあるクローゼットや押し入れは、直射日光が当たらず、温度が比較的安定しているため、長期保存食の保管に向いています

特に奥行きのある押し入れは、奥がデッドスペースになりがちです。ここにキャスター付きの収納ケースや台車を使い、重い飲料水や備蓄米を収納します。手前には普段使う衣服や家電を置けば、邪魔になりません。

クローゼットの場合は、衣装ケースの引き出し一段分を「防災食専用」にするのも良いアイデアです。洋服を選ぶように、賞味期限のチェックも日常のルーティンに組み込めるため、管理漏れを防げます。

ただし、クローゼットは湿気が溜まりやすい場所でもあるため、すのこを敷いたり、定期的に扉を開けて換気したり、対策を忘れないでください。

備蓄食料の保管場所③ ベッド下スペース

収納場所が少ない家庭において、ベッド下のスペースは貴重な備蓄エリアです。

ベッド下は直射日光が完全に遮断されるため、ペットボトル飲料やレトルト食品の保管に適しています。高さの低い収納ボックスや、ベッド下専用の引き出しを活用し、寝ている位置の真下以外の場所(足元など)に配置します。

ただし、ベッド下は埃が溜まりやすいため、必ず蓋付きのケースに入れてください。

また、就寝中に地震が起きた際、ケースが飛び出して避難の妨げにならないよう、滑り止めシートを敷くなどの対策も忘れないようにしましょう。「寝室に水がある」という状況は、夜間の被災時にすぐに水分補給ができるという安心感にもつながります

備蓄食料の保管場所④ 玄関や廊下

玄関や廊下は、災害時に自宅から避難する際の「持ち出し用食料」を置くのに適した場所です。

持ち出し用食料とは

  • 一時持ち出し品とも呼ばれ、災害から一時的に身を守るため、避難場所へ持ち出す食料
  • 調理不要な長期保存レトルト食品や栄養補助食品などを入れる
  • 軽量なリュックに入れ、誰でも持ち出しやすい場所に置く

非常用持ち出し袋(防災リュック)の中に、調理不要で食べられる栄養補助食品やゼリー飲料、500mlの水をセットして玄関収納や廊下のフックに掛けておきましょう。重くなりすぎると、女性や子どもが持ち出せない恐れもあるので注意してください。

また、玄関のシューズクロークに余裕がある場合は、重い2リットルの水を段ボールごと保管するのもおすすめです。配送された水をそのまま置けるため、運搬の手間がなく、避難所への支援物資として持ち出す際もスムーズです

ただし、玄関は外気の影響を受けやすく温度変化が激しい場合があるため、長期保存水など温度変化に強い食品を選ぶ工夫が必要です。

【種類別】備蓄食料ごとの適切な保管方法

【種類別】備蓄食料ごとの適切な保管方法

備蓄食料の種類によって、適切な保管方法は異なります。次項では、種類別に保管方法を解説するので、避難時に美味しい食事が取れるよう備えましょう。

備蓄食料の保管方法① 水の保管方法と注意点

水の基本的な保管方法を見ていきましょう。

水の保管方法

  • 2Lのペットボトルはダンボールのまま冷暗所に保管
  • 500mlのペットボトルは持ち出し用袋に保管
  • 家の1ヶ所ではなく、複数個所に分散させる

段ボールは優れた遮光性を持ち、蛍光灯や太陽光による紫外線から水を守ります。紫外線は、ペットボトルの劣化や水質を変化させる恐れがあります。

また、リスク分散(分散備蓄)の観点から、家の中の1箇所にまとめるのではなく、キッチン、寝室、玄関など複数の場所にわけて保管してください。これは、地震で家具が転倒して部屋に入れなくなったり、1階が浸水したり、すべての水を失うリスクを避けるためです。

保管時は、ダンボールの底が床の湿気を吸わないよう、すのこやプラスチックパレットの上に置くと、カビやダンボールの劣化を防げます

備蓄食料の保管方法② 缶詰や瓶詰の保管方法

缶詰は非常に頑丈で長期保存に向いていますが、「湿気」が大敵です。湿度の高い場所に長期間放置すると、缶の表面や接合部がサビつき、そこから腐食して穴が開き、中身が漏れ出すことがあります。

缶詰や瓶詰は、以下の方法で保管しましょう。

缶詰・瓶詰の保管方法

  • 風通しの良い場所に保管
  • 瓶詰は直射日光を避ける
  • 床への直置きは避ける
  • ダンボールに入れて保管する際は緩衝材を敷く

缶詰を保管する際は、シンク下や床への直置きは避け、風通しの良い棚の中段以上に置くのが理想です。湿気は空気より重く、部屋の下部に溜まりやすいため、缶詰を劣化させる恐れがあります。

床下収納に入れる場合は、プラスチックケースに入れて湿気を遮断しましょう。

また、瓶詰は衝撃に弱いため、地震の揺れで棚から落下して割れるリスクがあります。購入時の箱に入れたままにするか、プチプチなどの緩衝材を巻き、低い位置に収納してください。中身が見える瓶詰は光による変色も起きやすいため、扉付きの棚など暗い場所に置くことが品質保持のポイントです。

備蓄食料の保管方法③ レトルト食品やフリーズドライ食品の保管方法

レトルト食品やフリーズドライ食品は、薄くて軽いため、もっとも収納しやすい備蓄食料です。保管のコツを見ていきましょう。

レトルト・フリーズドライ食品の保管方法

  • 縦置きで収納する
  • 外箱がかさばる場合は、中身を取り出してジップロックなどへ入れる

薄型の食品を積み重ねてしまうと、下にあるものが何かわからなくなり、賞味期限切れの原因となります。ブックスタンドやファイルボックスを活用し、本棚に本を並べるように立てて収納してください

また、外箱(紙パッケージ)がかさばる場合は、箱から出して中身のパウチだけにすると、収納量が増えます。その際は、パウチ自体に賞味期限が印字されているか必ず確認し、マジックで大きく日付を書き足しておくと管理が楽になるでしょう。

備蓄食料の保管方法④ お米や乾麺の保管方法

お米や乾麺は、害虫・カビの被害を受けやすい食品です。被災時でも美味しく食べられるよう、以下の方法で保管しましょう。

お米・乾麺の保管方法

  • 長期保管する際は密閉容器に移し替える
  • 温度や湿度が低く保たれる場所に保管する

購入時の袋には目に見えない通気孔が開いているケースもあるため、長期保管する際は必ず「密閉容器」に移し替えてください。

おすすめはペットボトルやパッキン付きの保存容器に移し替える方法です。空気に触れる面積を減らすことで酸化を防ぎ、虫の侵入もブロックできます。

保管場所は、温度・湿度が低く一定に保たれる場所が最適です。冷蔵庫の野菜室がベストですが、入りきらない場合は、家の中でもっとも涼しい北側の部屋や床下収納を選びます。乾麺は折れやすいため、硬いケースに入れて衝撃から守る工夫も必要です。

備蓄食料の管理を楽にする保管のコツ

備蓄食料の管理を楽にする保管のコツ

備蓄食料は、少なくとも3日分が必要とされており、9食分/人×世帯人数の量を保管しなければなりません。水も加わると、少なくともダンボール1~2箱分の備蓄が必要です。

世帯人数が増えるほど賞味期限の管理が難しくなるため、次項で解説する保管のコツもぜひ参考にしてみてください。被災時、安全な食糧を確保できれば、家族の健康・安全も守りやすくなります。

無理なく実践できるローリングストック

保管と管理の手間を最小限にする方法が「ローリングストック」です。これは、日常的に食べている食品を少し多めに買い置きし、食べた分だけ新しく買い足すというシンプルな手法です。

ローリングストックの流れ

  1. 食品の備蓄
  2. 賞味期限の近いものから消費
  3. 新しい食品を購入
  4. 賞味期限の近いものを手前、遠いものを奥に保管する

特別な「非常食」としてしまい込むのではなく、普段の食事の延長線上で保管します。たとえば、レトルトカレーやパスタソース、即席味噌汁などをキッチンの取りやすい場所に置き、古いものから順に消費します。

これにより、わざわざ賞味期限チェックの日を設けなくても、自然と在庫が新しいものに入れ替わっていきます。食べ慣れた味を備蓄できるため、災害時のストレス軽減にもつながる一石二鳥の管理術です。

取り出しやすいグルーピングとラベリング

備蓄食料が増え、分散収納を行うと「どこに何があるかわからない」となりがちです。これを防ぐために、用途や種類ごとに「グルーピング」して収納します。

グルーピングの例

  • 「主食」「おかず」「おやつ」「水」といったカテゴリー別にボックスをわける
  • 「朝食セット」「3日分セット」のように食事単位でまとめる

収納ボックスの前面には、中身と賞味期限(例:202X年〇月まで)を大きく書いたラベルを貼りましょう。マスキングテープを使えば貼り替えも簡単です。家族の誰もが一目でわかる状態にしておくことで、在庫の偏りや使い忘れを防げます。

賞味期限切れを防ぐ管理方法

賞味期限切れを防ぐ確実な方法は、マジックで大きく期限を書くことです。パッケージの小さな印字を探す手間が省け、パッと見ただけで判断できます。

また、スマートフォンの「リマインダー機能」や「賞味期限管理アプリ」を活用するのもおすすめです。期限の1ヶ月前に通知が来るように設定しておけば、余裕を持って消費計画を立てられます。

さらに、「毎月1日はカレーの日」のように、定期的に備蓄食料を食べる日を決めてイベント化してしまうのも、楽しみながら管理を続けるコツです。

備蓄食料の保管に役立つおすすめ収納グッズ

備蓄食料の保管に役立つおすすめ収納グッズ

量の多い備蓄食料をスマートに保管できる、おすすめ収納グッズを3種類ご紹介します。自宅の収納スペースと照らし合わせつつ、備蓄食料購入時は参考にしてみてください。

重ねて使える収納ボックス

限られたスペースを縦に有効活用するには、「スタッキング(積み重ね)可能」な収納ボックスが必須です。

無印良品のポリプロピレン頑丈収納ボックスや、ホームセンターで売られているコンテナボックスは、耐荷重が強く、重い水や缶詰を入れて積み重ねても変形を防ぎます。蓋付きのものを選べば、埃や光を遮断でき、見た目もすっきりします。

また、キャスターを取り付けられるタイプであれば、奥にしまっても簡単に引き出せるため、掃除や在庫確認が苦になりません。防災リュックに入りきらない「二次持ち出し品」をまとめておくのにも便利です。

スペースを有効活用する収納ラック

キッチンのパントリーやクローゼットの隙間を活かすなら、棚板の高さを調整できる「メタルラック」や「スリムワゴン」がおすすめです。

食料のサイズはさまざまですが、棚板を調整することで、2リットルのペットボトルも、小さな缶詰も無駄な空間を作らずに収納できます。キャスター付きのスリムワゴンなら、冷蔵庫と食器棚のわずかな隙間(15cm程度)に、レトルト食品や調味料を大量にストックできます。

壁面突っ張りタイプのラックであれば、転倒防止効果も高く、地震対策としても安心です。

湿気や害虫から食料を守る対策グッズ

保管環境を整えるための補助グッズも忘れずに用意しましょう。

床下収納やシンク下には、「置き型の除湿剤」を設置し湿気によるカビやサビを防ぎます。お米や乾麺の容器には、食品用の「乾燥剤(シリカゲル)」や「お米の虫除け(唐辛子成分など)」を一緒に入れておくと安心です。

また、長期保存食をダンボールではなくプラスチックケースで保管する場合は、密閉性を高めるためにパッキン付きの製品がおすすめです。

これらの小さな対策が、数年後の食料の安全を左右します。

これは注意!備蓄食料でやってはいけない保管方法

これは注意!備蓄食料でやってはいけない保管方法

備蓄食料を保管する際は、食品の劣化を防ぐため以下のポイントに注意してください。

備蓄食料でNGな保管方法

  • ガソリンや薬品、芳香剤など、臭いの強いものの近くに保管する
  • 棚やラックの上など、高い場所に保管する
  • ダンボールを床に直置きする

水やカップ麺の容器は、周囲の臭いを吸着しやすいです。臭いの強いものと一緒に保管すると、未開封でも中身に臭いが移る可能性があります

また、「高い場所への保管」も避けるべきです。冷蔵庫の上や背の高い棚の最上段に重い水や缶詰を置くと、地震の揺れで落下し、身体にぶつかったり床を突き破ったりする危険があります。重いものは必ず「腰より低い位置」に置くのが鉄則です。

さらに、ダンボールを床に直置きすると、湿気を吸って底が抜けたり、ゴキブリなどの害虫の巣になったりするため、必ずすのこやラックの上に置いてください。

備蓄食料を安全に保管して、万が一の事態に備えよう!

備蓄食料の保管方法は、「冷暗所」「湿気対策」「取り出しやすさ」が大切なポイントです。

2リットルの水は段ボールに入れて分散させ、レトルト食品は立てて収納し、ローリングストックで日常的に循環させる。これらを意識するだけで、備蓄の管理が楽になり、食品ロスも防げます。

ただし、備蓄食料を家族の人数分そろえると、想像以上の量で収納できない可能性もあります。まずは1人1日分から備蓄を始め、適切な収納場所を探るところからはじめましょう。

1人1日分の目安量は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

非常食1日分×1人量の目安は?選び方・おすすめ商品・備蓄方法のまとめ

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