【小学生】防災リュックの中身リスト!重すぎない目安と100均の活用術
「子どもの防災リュックってあった方がいいの?」「なにをリュックに入れるべき?」など、小学生向けの防災リュックは作り方に悩むかもしれません。
大人用の防災リュックは重すぎて、体の小さな小学生では避難行動を妨げる恐れがあります。しかし、何も持たせないのは不安です。
小学生用の防災リュックに大切なのは、「生き延びるための最低限の装備」と「避難所での不安を和らげるグッズ」を、子供が背負って走れる重さに収めることです。
本記事では、子どもの負担にならずに安心を持ち運べる「小学生用防災リュック」の中身リストをご紹介します。年齢別の防災用品や、100均の活用術も解説するので、ぜひ親子で一緒に準備してみてください。
今日から始める災害対策が、非常時のあなたや子どもの安全を守ることにつながります。
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小学生にも防災リュックが必要な理由

災害発生時、必ずしも親と一緒に避難できるとは限らないため、小学生にも自分専用の防災リュックが必要です。
「共働きの両親」「親が買い物に出かけている」など、子どもが自宅に一人でいるケースは多々あります。災害はいつ発生するかわからないため、子ども一人でも自分の身を守れる備えは欠かせません。
防災リュックの中に水や食料、着替え、家族の連絡先などが入っていれば、子どもが一人で避難したとしても、健康・安全を守りやすくなります。
また、家族と一緒に避難する場合、避難所では親が手続きや食料確保で離れる時間があります。その間、子どものリュックにお気に入りの本やお菓子が入っていれば、気持ちを落ち着けやすくなるでしょう。
「自分の荷物は自分で持つ」という自立心を育むためにも、小学生用の防災リュック作りを始めてみてください。
小学生用の防災リュックは「軽さ」と「安心感」を優先

小学生用の防災リュックは、避難の初動を遅らせない「軽さ」、避難先での「安心感」を優先してください。
次項では、防災リュックの重さの目安、大人用との違いについて解説します。
総重量の目安は6㎏以下
政府広報オンラインによると、子ども用防災リュックの総重量は6㎏以下が目安です。
※参考:政府広報オンライン|【防災特集】ACTION01 災害に事前に備える
災害時は、瓦礫(がれき)が散乱した道や、浸水した道路を急いで移動しなければなりません。「あれもこれも」と詰め込み過ぎると、バランスを崩して転倒したり、逃げ遅れたりするリスクが高まります。
普段背負っているランドセル(教科書込み)を目安に、走って移動しやすい重さに調整しましょう。防災リュックを作った際は、実際に子どもに背負わせて、移動しやすい重さか確認してください。
大人用との違いは「メンタルケアグッズ」の有無
大人用と子供用の防災リュックでは、中身の役割が少し異なります。大人用は「生活維持」がメインですが、子供用は「メンタルケア」を考慮した防災用品も必要です。
| 項目 | 大人用 | 子ども用 |
| 役割 | ・避難所での生活 ・安全の確保 | ・避難所での生活 ・非常時のメンタルケア |
| 中身の例 | ・食料品(1~3日分) ・簡易トイレ ・ウェットシート ・アルミブランケット ・携帯ラジオ ・モバイルバッテリー など | ・食べ慣れたお菓子/ジュース ・おもちゃ ・防犯ブザー ・着替え など |
大人用の防災リュックには、避難所での生活を考慮した防災用品をバランス良く入れます。
たとえば、非常食や保存水、アルミシート、携帯トイレなどです。避難所では、全員分の配給がすぐ行き届くとは限らないため、自力で1~3日程度を生き抜く備蓄が欠かせません。
一方、子ども用の防災リュックは、ストレスへの対処を考慮する必要があります。
たとえば、「お菓子」「おもちゃ」などです。災害後のショックや非日常的な生活は、子どもにと過度なストレスを与えかねません。食欲不振などに陥らないよう、メンタルケア用品も入れましょう。
もちろん、子ども用の防災リュックにも、水・食料やアルミブランケットなど、必要最低限の防災用品は必要です。しかし、詰め込み過ぎると重量オーバーする可能性もあるため、メンタルケアに活用できる防災用品を優先してください。
小学生向け防災リュックの中身!必須アイテムチェックリスト
小学生向け防災リュックに必須の防災用品を、チェックリスト形式でご紹介します。次項では、各防災用品の量や詳細を解説するので、リストと併せて参考にしてください。
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アイテム① 水と食料
子ども用の防災リュックには、1日分を目安に水・食料を入れてください。
本来、防災リュックには1~3日分の食料品が推奨されますが、子どもには重すぎます。両親のリュックに分散して、家族全員で協力できる体制を作りましょう。
子ども用の防災リュックに入れる「水・食料」
- 保存水:500mlペットボトル × 1〜2本
- 非常食:調理不要で食べられるもの(カロリーメイト、ビスケットなど)
- お菓子:子どもが好きなもの(グミ、チョコレート、ラムネなど)
特に重要なのが「お菓子」です。災害時の緊張状態で、乾パンのようなパサパサしたものは喉を通らない可能性もあります。食べ慣れた甘いお菓子は、過度なストレスを緩和する効果に期待できます。
100均のお菓子コーナーで、賞味期限が長めのものを子どもと一緒に選んでみましょう。コストを抑えつつ、自宅での試食もしやすいです。
アイテム② 衛生用品(マスク・歯磨き・携帯トイレなど)
避難所では、衛生環境が悪化しやすいため、感染症対策が必須です。
大規模な災害が発生すると、断水によりトイレ・シャワーなどが使えない状況も想定されます。身体や手を普段のように洗えないため、体調不良を起こすリスクがあります。
そのため、以下の衛生用品を子ども用の防災リュックに入れましょう。
子ども用の防災リュックに入れる「衛生用品」
- マスク :子供用サイズを多めに(個包装が衛生的)
- ウェットティッシュ:手洗いができないときに必須
- 歯磨きセット :普段使っている歯磨き粉を入れる(歯磨きシートもおすすめ)
- 携帯トイレ :1日分(5回分)を目安に購入
子どもは、大人のようにトイレを我慢できないほか、仮設トイレが使えたとしても怖くて使えない恐れもあります。さらに、断水時は手を洗うのも難しいため、携帯トイレとウェットティッシュは必ず防災リュックに入れておきましょう。
アイテム③ 生活用品(着替え・レインポンチョなど)
避難所での一時避難、数日間の生活を考慮して、子ども用の防災リュックには生活用品も入れてください。
子ども用の防災リュックに入れる「生活用品」
- 着替え :下着、靴下、Tシャツを各1枚(季節に応じて入れ替え)
- レインポンチョ :子どもサイズの雨具を1枚
- タオル :フェイスタオルやハンカチなど、濡れた手や身体を拭けるもの1枚
- アルミブランケット:カサカサ音が少ないタイプを1枚
避難所への移動中、雨や浸水などの被害も想定されます。そのため、レインポンチョなどの雨具、当日分の着替え一式は欠かせません。
また、タオルは防寒や枕代わりにもなるほか、お気に入りのキャラクター入りであれば子どもの気持ちを落ち着けやすくなります。アルミブランケット(防寒用)は100均でも購入できるので、他の防災用品と併せて準備しましょう。
アイテム④ 安全用品(ヘルメット・防犯ブザー・ホイッスル・ライトなど)
避難行動の安全性を高めるため、各種安全用品も防災リュックに入れましょう。
災害は夜に発生する可能性もあり、停電により暗闇の中を避難するケースも想定されます。道路状況が悪い恐れもあるため、以下の安全用品も準備してください。
子ども用の防災リュックに入れる「安全用品」
- 子ども用のヘルメット:リュックの中ではなく、玄関付近に保管する
- ヘッドライト :LEDタイプかつ軽量なモデルがおすすめ
- ホイッスル :閉じ込められた際に助けを呼ぶために必要
- 防犯ブザー :避難所での犯罪被害を防止するために必要
ヘルメットは、必ず子ども用サイズを用意してください。サイズが合わない場合、ヘルメットがズレて視界を遮る恐れがあります。あらかじめヘッドライトをヘルメットに装着しておくと、避難の際に慌てて取り付ける必要がなく、速やかに避難できます。
また、ホイッスルや防犯ブザーは、防災リュックの取り出しやすい場所、もしくは肩紐などに取り付けましょう。「家屋や家具に閉じ込められた」「避難所で犯罪の被害に遭った」などのケースで、助けを呼びやすくなります。
災害発生時は、避難行動とその後を想定し、子どもの安全を守る対策も考慮しましょう。
アイテム⑤ その他(防災カード・軍手・おもちゃなど)
前述した防災用品以外にも、非常時に子どもをサポートするアイテムも防災リュックに入れておきましょう。
子ども用の防災リュックに入れる「その他アイテム」
- 防災カード:親の連絡先、氏名、血液型、アレルギー情報、家族の集合場所を書いた紙
- 軍手 :必ず子供用サイズで滑り止め付きおすすめ
- おもちゃ :音の出ないタイプがおすすめ
防災カードは、水に濡れないようジップロックなどの袋に入れましょう。家族の写真も一緒に入れておけば、はぐれた際に探してもらいやすくなります。
また、避難所での生活も考慮して、おもちゃは音の出ないタイプがおすすめです。周囲の迷惑にならず、子どもの気持ちを落ち着けられるものを選びましょう。
小学生用の防災リュックは年齢で中身を変える

小学生は1年で背丈や好みが変わるため、定期的に中身を入れ替えましょう。次項では、年齢別に応じた中身の例をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【低学年】着替え・ぬいぐるみ・音の出ないおもちゃ
低学年(1〜3年生)の場合は、自分で管理・使用できるものに絞って防災リュックを作りましょう。「あれもこれも」と詰め込んでしまうと、リュックが重くなりすぎるほか、本人だけで扱えないものが増えかねません。
その代わり、不安を和らげるアイテムを重視します。お気に入りの小さなぬいぐるみや、避難所でも静かに遊べる「折り紙」「シールブック」などがおすすめです。
また、緊張でお漏らしをしてしまう可能性もあるため、着替え(下着)は少し多めにするか、吸水パッドを入れておくと安心です。
【高学年】トランプ・生理用品(女子)・スマホ充電器
高学年(4〜6年生)になると、周囲の状況が見える分、プライバシーや退屈さへのストレスを感じやすくなります。
「トランプ」や「UNO」など、家族や友達と遊べるカードゲームがあると、避難所での長い待機時間の気晴らしになります。女の子の場合は、「生理用品(ナプキン)」と「サニタリーショーツ」を、中身が見えないポーチに入れておきましょう。
キッズケータイやスマホを持っている場合は、バッテリー切れを考慮して、乾電池式の充電器も必須アイテムです。
小学生用の防災リュックは「子どもと一緒に」作ろう!100均の活用術

防災リュックは、親が完璧に作って渡すだけでは不十分です。「これは自分の安全を守るためのものだ」という意識を子供自身に持たせるために、必ず親子で一緒に準備してください。
ただし、防災用品はどれも割高なので、100均で購入できるアイテムから選んでみましょう。安ければお試し感覚で実際に使えるのでおすすめです。
「自分の好きなライトやお菓子」を選ばせて愛着を持たせる
リュックの中身をそろえる際は、一緒に100円均へ行き、子供に選ばせてあげましょう。
「暗い時に使うライトはどれがいい?」「避難したときに食べたいお菓子は?」と問いかけ、自分で選ばせることで、自然と防災への意識を向けやすくなります。さらに、防災リュックの中になにが入っているか把握しやすく、非常時に必要なものを取り出せます。
ただの「重い荷物」ではなく、「自分の選んだ大事な道具が入ったリュック」という認識になれば、いざというときも自ら持ち出しやすくなるでしょう。
防災リュックの食料は一緒に試食する
100均で購入した非常食やお菓子は、賞味期限が切れる前に「おやつタイム」として一緒に試食しましょう。
「このクッキー美味しいね」「このご飯はちょっと味が薄いね」と感想を言い合うことで、災害時の食事への抵抗感を減らせます。もし子供が嫌がった場合は、無理に備蓄せず、好きな味のものに入れ替えてください。
災害時だからこそ、食べ慣れた美味しいものを食べることで、ストレス軽減に期待できます。
100均で買わない方がいいものをチェック
防災リュックに入れるアイテムは100均で一通りそろいますが、以下は信頼のある有名メーカーで購入しましょう。
100均で買わない方がいいもの
- 長期保存できる非常食(缶詰を除く)
- 飲料水(保存水)
- スマホのモバイルバッテリー
- 乾電池
食料品類は、防災専門メーカーの方が賞味期限が長く、入れ替えの手間を省けます。5~10年保存できるタイプを選び、子ども用の防災リュックに入れてください。
また、電子機器類は、有名メーカーの方が高品質で故障リスクも下がります。防災リュックは長期保管を前提としているため、保管中に故障しないよう注意して製品を選びましょう。
100均がおすすめの防災用品、買わない方がいいものについては、以下の記事で詳しく解説しています。
子どもが持てないものは大人の防災リュックに入れよう!
小学生の防災リュックは、子どもの「メンタルケア」と「総重量」を考えることが大切です。幼い子どもほどメンタルが不安定になりやすいため、お気に入りの「ぬいぐるみ」や「お菓子」を優先して入れましょう。
まずは家にあるリュックに、リストにあるものを詰め、100円ショップでお菓子やライトを買い足すことから始めてみてください。完璧でなくても、自分専用のリュックがあるという事実が、子供の自立心と安心感を育てます。
また、子どもの防災リュックに収まらない「食料・水」や「携帯・簡易トイレ」などは、大人用の防災リュックに入れてください。
以下の記事では、防災リュックの中身リストをご紹介しています。「避難所の食料が足りない」「寒くて眠れない」といった状況に陥らないよう、今日から少しずつリストを埋めていきましょう。


